2006-01-03
(菊池寛実記念 智美術館)鑑賞。実に15年ぶりの個展。前回の個展「天問」を、同じ場所にあった現在の美術館の前身、菊池ゲストハウスで開催された時に鑑賞したが、その時以降これまで個展が開かれていない、ということは作品そのものが門外不出であったということで、そのこと自体にも驚くが、焼貫黒楽茶碗に絞ってわずかに36点だけ展示されている作風の変遷がなにより興味深い。「天問」期の作品にあった鬼面人を驚かすような感じが消え、エキセントリックではあるが落ち着いた色使い、模様が円熟を感じさせる。
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