女優は語る 若尾文子1〓3
2007-11-17


衛星劇場。インタビューアーの水野晴郎のおかげで面白い話が聞けた。「青空娘」を「ひまわり娘」などと言い出したり、老人特有の間合いが、若尾ちゃんをリラックスさせたのか、いつになくサービス精神旺盛なインタビューとなった。山田洋次の演出方法を聞いている時にでてきた「春の雪」(若尾ちゃんもタイトルを思い出せないのが笑った)の演出批判が面白かった。本番を10回もだめだしするのだが、助監督からの指示伝達もなく、なにが前と違うのか意図不明だったそうだ。小津安二郎については、台詞まわしのがんじがらめの演出方法を具体的に説明してくれた。今村昌平監督には「にっぽん昆虫記」と「楢山節考」で誘われたが、前者を断ったのを今でも後悔しているそうだ。
[若尾文子]
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