2009年テレビ朝日。橋田壽賀子原作「結婚する手続き」、脇田時三演出、石井ふく子プロデュース。正月休みにやっと鑑賞。若尾ちゃんは、上戸彩演じるヒロインちかげの伯母、奥仲志乃役。福島県いわきで海岸沿いの割烹旅館を経営する。両親に反対されたちかげ達カップルに、行動しろとアジテイト。家を飛び出し同棲生活を始めたちかげが、数ヶ月後、飛び出してきて弱音をはいたときに、「結婚生活は楽しいことの後に、たいへんなことがあとからあとから続くけれど、これを乗り越えていくうちに、本当の夫婦の絆が生まれる」とアドバイス。また、弟（渡哲也）には「（ちかげの父）親として、してあげなければならない大切なことは子供を自立させること」と話す。渡自身、作品中一番印象に残った科白と語っている。若尾、渡の共演は、１９７０年の日活作品「スパルタ教育・くたばれ親父」以来とのこと。
一人っ子同士の結婚が今でもこんなにたいへんなのか疑問だが、銀座の老舗和装小物店の一人娘ではさもありなん。